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中学受験生の国語 テストの構成について


中学受験生の国語を週二回受け持っている。


昨日の日記に書いたように、
四字熟語や慣用句のテストを課している。
そのテストの作成者はボクではなく、以前書いた、同じ塾のH先生。
「接触節」について書いた時の、あの先生だ。


英語をメインに教えていらっしゃるのだが、
中学受験生の国語や中3生の国語も教えていらっしゃる。


その週一回の四字熟語テストの構成は以下の通り。


1) 四字熟語テスト 25問程度
2) 漢字の読み 25問




中学入試でる順漢字3500改訂版



中学入試でる順ことばの問題3000改訂版

テキストに掲載されている四字熟語は約150。
宿題として一週間につき、50題学習してくるように指示する。
そのうちの約半分をテストして、三週で一セット。
そして三回転させる。
ただ三回転させるのではない。
ランダムに入れ替えるというのでもない。
その方法が秀逸。


まず一回転目は「書き」のみを問う。
「意味」は関係ない。
ひらがなで書かれた四字熟語を漢字に直すというだけのテスト。


とはいえ、小学6年生にとってはなかなかなじみがない。
再テストにつぐ再テスト。


そして二回転目は「意味」を問う。
「意味」を書かせるのではなく、
提示された「意味」の四字熟語を「漢字」で書くというテスト。


前回のテストを経たとはいえ、
まだ、「漢字」と「意味」がつながっているわけではないので、
やはりこれも再テストにつぐ再テスト。


そして三回転目。これは総仕上げで、一回で終わらせる。
どうするのかというと、
テキストに出ている問題から抜粋したものをテストする。


これまで「泣いても帰られない」ほどテストを続けてきたのだから、
この段階になると生徒はお手の物。
テストを渡した瞬間に、


「簡単や!」
「余裕や!」
「ラッキー!!」
「早く帰られる!!」


の連呼。
実際、それまでは100点満点中、30点前後でふらふらしていた生徒が
最後のテストでは、90点以上を取っていた。
それまでの平均点は35程度だったのだが、
このテストに限っては92点平均。
不断に努力を重ねてきた生徒は「いい点数」を取られるテストとなっている。


テストというのはこうやって作らないといけないのかと勉強になった。




中学入試でる順漢字3500改訂版



中学入試でる順ことばの問題3000改訂版
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